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exhibition



「得体の知れない人たち」
2023.11.3 金-19 日
at
dessin

2019年にdessinで開催した個展「Frameworks」と、そこで先行販売をした作品集『FRAMEWORKS』は、そのあとも全国各地をまわりながら新作展を行う長いシリーズになりました。今回企画展のお話をいただいて、長旅の出発点に帰ってくるような思いです。
dessinに帰ってくるまでの活動報告として、この4年間の間に描いてきた新作をもう一度綴じる必要を感じました。『FRAMEWORKS』からはじまって、ここに辿り着いたよ、という本を作りました。
あたらしい作品集『BODYCOAST』の先行販売と、綴じることで区切りをつけて、ここからまた新しい絵と出会える未来を「得体の知れない人たち」という題に込めました。 2023年最後の個展を、どうぞよろしくお願いいたします。



dessin(中目黒)
東京都目黒区上目黒2-11-1
13:00–18:00
火曜定休


「形の庭」
2023.7.13 木-8.10 木
at
アルフレックス大阪

2月の展示「形の庭」の巡回展をアルフレックス大阪にて開催します。
展示タイトルによって微妙に絵のシステムを変えていて、「形の庭」は繊細で自由な線の運動が鮮やかさを失わないように作品へ研磨、昇華していく連作です。
「ありのままの線」と「研磨」は工程的に矛盾しているのですが、非常に人間の本質という気がしていて、何年も続けているテ一マです。



アルフレックス大阪(心斎橋)
大阪市中央区南船場4-2-11 6F/7F
11:00–18:00


個展のおしらせ

「Errors, Choices, Polishing 2」
2023.4.4 火–30 日
at
ブックスキューブリック箱崎店(福岡)
2F カフェ&ギャラリー・キューブリック

[EVENT]
横山雄×山田俊二
ライブドローイング×ピアノ公演

横山雄×大井実(ブックスキューブリック店主)
トークイベント

日時:4.7金 19:00開演
参加費:3000円(1ドリンク付)

福岡でのはじめての展示は、Frameworks〜Errors, Choices, Polishingまでの新旧作を持っていきます。
4月7日の金夜には、山田俊二くんのピアノとのライブドローイング、
キューブリック店主の大井実さんとのトークのイベントを予定しています。

九州で展示をすることは中々無いと思いますので、
展示もライブも、この機会にぜひいらしてください。




2019年に「弱く輝く人たち」という鉛筆画の展示を行いました。
私のペンの作風では「選択する」ことに焦点を当てていますが、
「迷う」ことに焦点を当てた鉛筆画のシリーズが「弱く輝く人たち」でした。
悩んだり迷ったりして、下書きのような線が重なって立ち上がる人物画です。
英題を「Twilight People」としていたこのシリーズの続きを、
「twililight」で展示できるご縁を嬉しく思います。

2023.3.2–27
at twililight(三軒茶屋)
世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル3F&屋上

「絵画教室〈翻訳〉」
講師:横山雄
ゲスト:柴田元幸(翻訳家)
2023.3.19
さまざまな角度から絵画を考える教室。今回は〈翻訳〉というテーマを設けて、翻訳家の柴田元幸さんをゲストにお迎えし、30分程度の模写の時間と、お話をしました。
絵画教室の記録撮影:香川賢志


「形の庭」
2023.2.1 水-28 火
at
アルフレックス玉川
(東京・二子玉川)

アルフレックス玉川の店内にて作品展がはじまります。

自分のなかで一番大きいサイズの作品群と空間で、
ゆったりと贅沢に飾っていただきました。



アルフレックス玉川
11:00–19:00

*在廊日は未定

個展のおしらせ

「Errors, Choices, Polishing」
2022.11.11 金-12.5 月
at
IDÉE GALLERY AND BOOKS
(東京・自由が丘)

イデ一ショップ自由が丘のギャラリ一フロアにて展示をします。

先月から時期と場所が近いですが、ポ一トレイトのほか動植物、静物も久々に多めに描いています。
はじめてシルクスクリ一ンの複製画もつくりました。
「BODYCOAST」にお越しのかたもよかったらいらしてください。



IDÉE SHOP Jiyugaoka
11:30-20:00(平日)
11:00-20:00(土日祝)

土日在廊予定


「BODYCOAST」
2022.10.8 土-22 土
at
noie extent
(東京・都立大学)

昨年からお世話になっている額屋さんnewtonのギャラリ一、
noie extentにて展示をします。

数年Frameworksというシリ一ズを続けてきましたが、
当初とはやっていることや考えも変わってきたので
新しくBODYCOASTと名づけました。


BODYCOAST
身体のみぎわ

2022.10.8土–22土
11:00–19:00(月-土)
11:00–17:00(日・祝)
*会期中無休

noie extent
(目黒区八雲1-6-7 緑道沿い)


無垢の木を用いたオ一ダ一家具を
製作する平山日用品店さんの
モダンで愛らしい椅子たち。

それらに座る人物のドロ一イングと、
実際の椅子をはじめとした
家具の合同展示が開催中です。

+S Gallery「横山 雄 × 平山日用品店」
会期:2021.12.27(mon.) – 2022.1.30(sun.)
会場:「+S」Spiral Market Osaka
営業時間:10:30-20:30


『ランバ一ロ一ル』04号発売記念展に参加します。
01号に漫画を寄稿した縁です。

「いくつもの小さく大きなわたしたち」
場所:toibooks(大阪)
会期:2021.10.22 Fri-11.12 Fri

「自由に息つぎをするわたしたち」
場所:TOUTEN BOOKSTORE(名古屋)
会期:2021.11.16 Tue-12.4 Sat

参加作家:
岡藤真依|オカヤイヅミ|奥田亜紀子|おくやまゆか|ササキエイコ|
滝口悠生|鶴谷香央理|ひうち棚|古山フウ|森泉岳土|安永知澄|山本美希|横山雄 (敬称略)


グル一プ展のおしらせ

「Frameworks」
2021.9.4 土-22 月
at
ON READING
(名古屋)

たくさんお世話になったON READINGの10周年の展示、「平行書物展」に参加します。
架空の本のお題の装丁。私は2点作りました。

31名の作家の作品が並びます。
誰の作品か当てるのが楽しい。

オブジェ本体のほか、本展のポスタ一や作品集も販売されます。

https://onreading.jp/gallery/10th/

個展のおしらせ

「Frameworks」
2021.5.22 土-6.7 月
at
ON READING
(名古屋)

2019年から継続している「Frameworks」シリ一ズを
ON READINGで展示します。


急な話ですが、久々の展示です。

ワ一ルドスタンダ一ド『色彩音楽』リリ一ス記念 横山 雄 作品展
3/8–3/31
代官山 蔦屋書店 音楽フロア
「Session:」にて。

ほかにも鈴木惣一朗さんが選んだ『色彩音楽』の世界につながる書籍群の展示、
わたしの絵をイメ一ジして選んでくださった選曲が流れるなど
アルバムの世界観を色んな角度から覗ける展示です。

TRANS BOOKS 2019に参加します。
私はDOOKSと作った『FRAMEWORKS』を、原画原寸ポスタ一付き版として10部だけ販売します。

TRANS BOOKS 2019
2019.11.23 sat / 24 sun
Open 11:00-18:30 / 入場料 200 円
TAM COWORKING TOKYO(神保町)
https://transbooks.center/2019/
(webサイトがすごい!)

■ 参加ア一ティスト
荒木 悠 (映像作家)
伊藤ガビン (編集者)
エキソニモ (ア一ティスト)
尾焼津早織 (ア一ティスト)
●. (Q / period) (新たな Q を投げかけるための実験的プロダクトデザインユニット)
∧°┐ (クリエイティブ・コミュニティスペ一ス)
クリストフ・ノ一ス + コンラッド・ラナ一 (グラフィックデザインのためのビジュアルスタジオ)
contact Gonzo + YCAMバイオ・リサーチ (ア一ティスト + 山口情報芸術センタ一[YCAM])
島田大介 (映像作家 / 写真家)
しみずけいた (イラストレータ一)
竹久直樹 (写真家)
永原真夏 (歌手)
沼田摩耶 + 川原綾子 (グラフィックア一ティスト + コピーライタ一)
HAUS++ (久保田晃弘 + HAUS) (研究機関)
松田行正 + 牛若丸 (グラフィックデザイナ一 + 出版社)
山形一生 (ア一ティスト)
UCNV (プログラマ一 / ア一ティスト)
横山 雄 + DOOKS (グラフィックデザイナ一/イラストレ一タ一+出版レ一ベル)
よシまるシン (デザイン / イラスト / マンガ / アニメ一ション / 図 / など)
lololol.net (ア一トユニット)

■ 協力・協賛
TAM
tambourine
CBC-NET

■ 主催
TRANS BOOKS 運営委員会 2019
(飯沢未央、畑 ユリエ、萩原俊矢、齋藤あきこ)

在廊している際に「理由」の話になることがあります。
説明しながらも、誰よりも自分自身が、なぜこの絵を描くに至ったのか? ことばよりも速く生まれた線を見ながら何度も何度も考える機会となります。
どんなものが作りたいか、ということと、どんな人で在りたいか、ということは、結構重なるところがあることに気づいてから、今回はどんな人で在りたいと思っている自分が見えてくるだろう。そんな風にいつも面白がる恒例の行事です。

タロットカ一ドや夢占いのように、定着した絵を見て何かを物語るとしたら。随分自分の絵はやさしくなってきました。
時代や年齢も変わり、なるべく自分や他人に負荷を掛けない情報とは何だろうと、ことばの表面を磨いていく日々も、絵に何らかの影響を与えているのかもしれません。
何かを貫く力はなくとも、愛らしいぴかぴかの珠のような絵に、心を安らかにする絵に、自分らしいまま、ゆっくり成っていけたらいいなと、今は思います。

10月から色んな環境が変わるので思い切って静岡まで駆け込んだディック・ブル一ナ展の絵は、色や形を選択していくきびしさと、許し受け入れるやさしさを併せ持っていて、何時になったらこうなれるかと途方に暮れつつ、自分らしくゆっくりやっていこうと諦めました。

絵を描くのは、面白いです。
dessinの展示は10月6日まで。
ぜひいらしてください。

作品集が出来上がりました。
デザインは相島大地さん。絵について考えていることを汲んでくださり、スケッチブックのような造本にしていただきました。
ひっそりとしているけれど、不思議な引っかかりのある本です。
また、本に合わせて錦多希子さんに短い後書きを寄せていただきました。こういうことも初めてで、緊張しながらお願いしましたが、しなやかな言葉を送ってくださり、背筋が伸びる思いでした。

ひとまずは展示会にて販売中です。買ってくださる方が多く、本当に作ってよかった。
今までの展覧会では事前に作品集を作るようなスケジュ一ルが立てれず、こういったものを用意できることはなかったのですが、本を作る必要性や、本があることでの原画の価値、または展示する理由などが明快で、それも嬉しいことです。

展示終了後、卸販売や通販もしていく予定です。

中目黒のdessinにて絵を展示していただきます。
「CORAZÓN」のシリ一ズの新作、「弱く輝く人たち」のモノクロの線画をリライトした作品群の展示です。
会場ではア一トブックレ一ベルDOOKSより出版予定の作品集『FRAMEWORKS』の先行販売を予定しています。
ちょっと変わった上製本、3年ぶりの作品集です。
9.21(土)–10.6(日)
12:30–20:00
定休=火曜

153-0051 東京都目黒区上目黒2-11-1
03-3710-2310
https://dessinweb.jp

NEWPORTの展示が終了しました。

飲食の用事のお客さんが絵を買ってくださることが何度もあり、お近くにお勤めの方、ご用の方がお立ち寄りくださることも多かった。
近所のSPBSでのランバ一ロ一ル展とはライブ配信に飛込み参加したりなど連帯感が生まれた。
レセプションやボサノバナイトなど土曜日は賑やかだった。
そして絵を見に来てくださった方々。
たくさんのことに感謝いたします。
会期が長く、会いに来てくれた方に対応出来ないこともしばしば、すみませんでした。
在廊しながら、何で生活出来ているのかよく分からなくなることも多々あるけれど、その度に皆さんに生かされていると思い出します。

今回のシリ一ズは評判も感触もよく、描き続けて久々に本に出来たらいいな。三年くらいそういったものは作っていなかった。
今年の展示、秋前にあと一つ予定がありますが、そこに間に合うだろうか。
暫くは制作に戻ります。

代々木八幡のNEWPORTにて絵を展示していただきます。
「JAZZ」「FOLK」に続くドロ一イングシリ一ズ。
即興的な線描と愛しいモチ一フの掛け合うさまを「CORAZÓN」と名付けました。
4.25(木)– 5.21(火)
11:30–23:00(月火木), 24:00(金土), 19:00(日)
休み=毎週水曜日, 5/2(木), 16(木)

NEWPORTは野菜料理とビオワインと良い音楽のレストランです。
渋谷区富ヶ谷1-6-8 モリ一ビル1F
03-5738-5564|nwpt.jp

しばらく時間が経ってしまいましたが、ポポタムでの個展「弱く輝く人たち」が終了しました。
様々なご予定がある中で、わざわざご足労いただきましてありがとうございました。
実は今回、我ながら何時になく作品に自信があって、堂々と均等に一列に並べた展示方法をとった。
うまい空間づくりを考えて場をごまかしていた自分にとって、絵と絵の間隔もしっかり空けて展示をするなんて初めてのことだった。
共に頑張ってきた人たちはみんな忙しくなっていて、四年前に展示した時とは全然違う方々に見てもらったり、作品を購入していただくこととなった本展。
知り合いばかりに見てもらう会ではないので、こういうステ一ジへ向かうために頑張っていたとはいえ、少し寂しい余韻が残る。
深い意義ばかり考えて(綴じる意味とは!? のような。)、しばらく本を作ることを避けていたけれど、各々がそのタイミングで作品と向き合える本を、今なら作りたいなと素直に思えるようにもなった。
各々の大切な時間をお借りすることは、この先どんどん難しくなるかもしれない。ましてやこの期間のこの時間にこの場所に来てくださいっていうのは、嬉しいけど、申し訳ない気持ちにもなるのであった。

今のところ決まっている展示はあと二回。それが終わったらしばらくは別の発表方法を考えよう。
あと二回だと思うと、やりたいことはいっぱい出てくる。次はどうしようかな。

DMが刷り上がりました。端を一枚一枚破っていて、積むと本みたいになった。