「弱く輝く人たち」展示終了

しばらく時間が経ってしまいましたが、ポポタムでの個展「弱く輝く人たち」が終了しました。
様々なご予定がある中で、わざわざご足労いただきましてありがとうございました。
実は今回、我ながら何時になく作品に自信があって、堂々と均等に一列に並べた展示方法をとった。
うまい空間づくりを考えて場をごまかしていた自分にとって、絵と絵の間隔もしっかり空けて展示をするなんて初めてのことだった。
共に頑張ってきた人たちはみんな忙しくなっていて、四年前に展示した時とは全然違う方々に見てもらったり、作品を購入していただくこととなった本展。
知り合いばかりに見てもらう会ではないので、こういうステ一ジへ向かうために頑張っていたとはいえ、少し寂しい余韻が残る。
深い意義ばかり考えて(綴じる意味とは!? のような。)、しばらく本を作ることを避けていたけれど、各々がそのタイミングで作品と向き合える本を、今なら作りたいなと素直に思えるようにもなった。
各々の大切な時間をお借りすることは、この先どんどん難しくなるかもしれない。ましてやこの期間のこの時間にこの場所に来てくださいっていうのは、嬉しいけど、申し訳ない気持ちにもなるのであった。

今のところ決まっている展示はあと二回。それが終わったらしばらくは別の発表方法を考えよう。
あと二回だと思うと、やりたいことはいっぱい出てくる。次はどうしようかな。