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design


グル一プ展のおしらせ

「Frameworks」
2021.9.4 土-22 月
at
ON READING
(名古屋)

たくさんお世話になったON READINGの10周年の展示、「平行書物展」に参加します。
架空の本のお題の装丁。私は2点作りました。

31名の作家の作品が並びます。
誰の作品か当てるのが楽しい。

オブジェ本体のほか、本展のポスタ一や作品集も販売されます。

https://onreading.jp/gallery/10th/

本日の毎日新聞・朝刊、菊地信義・選 COVER DESIGNに『ボッティチェリ』を載せてもらいました。
スクラップ帳に保存します。

庄野雄治さんの小説短編集『たとえ、ずっと、平行だとしても』のブックデザインをしました。
きれいな本ができた。
取次や委託、広告という制約に縛られない流通を押し通してくれた著者のaalto coffeeの庄野さん、音楽レ一ベルの中に文庫部門を作ってくれた竜樹さん。
そんな方々のおかげでカバ一から解放されたありのままのデザインが実現した。
校閲の牟田さんにもいろんなことを教えていただいた。
勤めていた頃はあまりブックデザインの仕事は無かったものの、だんだんと印刷所の方と密接に関わりながら本を作れるような環境ができてきて、柴田元幸さんのCDの翻訳ブックレットなどで小説の組版のことを勉強する機会をいただいたり、今ではずいぶんとブックデザインに関わるようになった。
イラストレ一タ一として装画を画稿する際に、デザイナ一の方に多くの話を聞けたのも、有り難い経験でした。
良くも悪くも、受注仕事は自分が受けれる仕事の数が決まってくる。限られた時間の中で、自分が誰のために手を動かしたいのか、どんな態度で物が作りたいのか、物質として表現できた仕事になったような気がする。
外側と内側が相思相愛で同じグリッドで共有されている全貌や、フォントのにじみ、掠れ、退色や日焼けの許容、文字の置き方。
一つ一つのことが、装丁のディティ一ルにありありと表れているものになったのではないだろうか。
こうやって日々を過ごせていけることに、感謝するばかり。
まだまだ学ぶことはたくさん。
かわいくていろんなところに置いて写真を撮ってしまう。

DMが刷り上がりました。端を一枚一枚破っていて、積むと本みたいになった。

映画監督の太田信吾さんの旗揚げ公演『幽霊が乗るタクシ一』の宣伝美術を作りました。
出演者の方々の宣材写真を合成したビジュアルや文字の版ズレによって、境界線の揺らぎを表しています。

ハンドメイドのレザ一ブランドentoanの、ほぼ日での展示 11/29-12/3「entoan南青山工房。」at TOBICHI2。
デザインと絵でお手伝いをしています。
絵は靴が出来るまでを描き、会場で展示されます。カタログはそれぞれ開き方の違うものを3種作りました。
2014年くらいに(もはや覚えていない……)webサイトを制作した以来、4年ぶりくらいに連絡をくださって、今回一式制作を受けることに。そうやって思い出していただけるのは有難いことです。

シンガ一ソングライタ一の中村佳穂さんのアルバム「AINOU」の制作日誌のデザイン、ステッカ一の制作をしました。
AINOU日誌はライブ会場でCDを購入の方にプレゼントされるようです。
AINOU日誌のみ購入の方にはステッカ一が付きます。
日誌は画質の違う写真のト一ンを揃えるため、ピンクマスタ一で印刷しました。粗い線数がかわいいね。
巻末のライブ写真だけ、コムラマイさんに写真をお借りしました。
ステッカ一はアルバムで象徴的な黄金の稲穂をイメ一ジして、力強い絵を描きました。
歌詞の通り、どこまでも飛んでゆく渡り鳥のようなアルバムです。

ookamigoccoさんの個展のDM(シ一ル)をデザインしました。
メインに展示されるぬいぐるみのロストちゃんのステッカ一、裏には情報が入っています。
ドイツのぬいぐるみの感じが出るよう、文字はBerlin Sans、Universなどで組みました。
余談ですが、ookamigoccoさんがBeastie Boys好きという点も加味してステッカ一案を採用しています。

漫画家/イラストレ一タ一の石山さやかさんの大阪個展のDMをデザインしました。
とっても良いタイトル! なのでそれを型抜きやスペ一シングのバラツキ、レイアウトなどで視覚化しています。
裏面に団地で暮らす人たちの情景を追加で描いてもらい(すみません……)、裏面のアウトロ感、余韻を作っています。

Festival/Tokyo18 森栄喜さんの公演で配布する詩のテキストをデザインしました。
表絵は衣装担当のwrittenafterwards、山縣良和さんです。
「A Poet: We See a Rainbow」という公演名に因んで、全体のト一ンは揃えつつ細かい解像度で虹色を入れています。
ノイズの中で朗読する、実験的なポエトリ一リ一ディング。

イラストレ一タ一・イケガミヨリユキさんの作品集をデザインしました。
イケガミさんの絵の懐かしさと新しさを造本など細部に反映し、美しい色彩が綺麗に流れるようにペ一ジネイションを考えています。
すでにご自身が自作されている3つのZINEを中心に再編集した新装版を作ろうとポポタムの大林さんにお話をいただいて、くっつけて綺麗にまとめましたではなく、これが本になり綴じられるということはどういうことだろう、と2人で考えてこの本ができました。限られた条件の中で良い形になるよう、編集をした本になったと思います。
初回特典でポストカ一ドがつきます。キャストコ一ト紙に部分マットニスを敷いて、鉱石部分が反射するように作りました。

https://popotame.com/items/5bae09af50bbc333ab00087c

テキスタイルブランド「m.Funatabi」のカタログデザインをしました。
ろうけつ染めの作品でもご協力いただいた大木さんの布作品たちは
軽やかで芯が強く、美しくってかわいい。
少部数制作のため、m.Funatabiの布のように手間暇をかけてミシン製本されています。
https://www.mfunatabi.com


フライヤ一デザインをしました。
フェスティバル/ト一キョ一18 公演『NASSIM』

●作・演出
ナシ一ム・スレイマンプ一ル
●各回出演
塙宣之(ナイツ)
丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)
ドミニク・チェン
森山未來
●会場
あうるすぽっと

脚本を知らずに舞台に上がる俳優が、
イランの劇作家ナシ一ムによって紙に書かれた指示に従い、話し行動するというスリリングな公演。
45ヶ国以上で翻訳された本作、ロンドン公演の映像を見ましたが
実験的ながら時に笑いや優しさに包まれる、ハ一トフルな作品です。

代々木上原hako galleryで開催される合同展『halfway』のDMデザインをいたしました。
青インクの後ろに、うっすらと白インクが浮かび上がる仕様です。

『halfway』
7/31〜8/6 11:00-20:00(last 19:00)

m.funatabi(テキスタイルデザイナ一・染色家)
norahi(イラストレ一タ一・ペインタ一・デザイナ一)
Rice(ジュエリ一デザイナ一)
Yumi Matsushita(コラ一ジュ作家)
fuu fuu fuu(テキスタイル・押し寿司デザイナ一)
iu takahashi(ボ一カリスト・サウンドアーティスト)
Hirofumi Beppu(映像作家)

http://hakogallery.jp

朗読とピアノの公演、和合亮一×haruka nakamura『詩の礫 東京篇』のフライヤ一をデザインしました。
メインビジュアルにミロコマチコさんの絵をお借りしました。
要素と順位をまばらにして礫のように飛び込んでくるよう設計しました。
—-
福島市在住の詩人・和合亮一さんは、東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故の6日目から、地震や放射能への悲しみや怒り、福島の未来の希望について、詩をつぶやきに変えてツイッターで投げかけ、その言葉たちは「詩の礫」(徳間書店)という詩集にまとまりました。

言葉にできない悲しみは、乗り越えることはできない。
できるのは、忘れないことだと思います。
言葉にできないことこそ、言葉にして、声にして、届けること。
時間や距離を超えて届くように声をあげることは、祈りと言えるかもしれません。
その祈りは実際に国境を越えて、2017年、フランスの新しい文学賞「ニュンク・レビュ一・ポエトリ一賞」を、「詩の礫」は受賞しました。

あれから7年以上の月日が経ち、和合さんが新たに書き始めた新作「詩の礫 東京篇」を、今回、発表します。ひと足先に数篇読ませてもらった中に、こんな一節がありました。

“静かな音楽のあとで 
わたしたちは
涙をふかなくてはならない 
悲しみをぬぐうことが出来なくても 
また次の音楽がはじまるから”
この一節を読んで、「詩の礫 東京篇」を、和合さんの朗読と、青森県出身の音楽家・haruka nakamuraのピアノのセッションで、開催させてもらおうと思いました。

“僕の心にはいつも夕焼けがある”と和合さんは言います。
その灯りを、朗読と音楽のセッションによって、そこにいるひとりひとりの心に分かち合うことができたら。

ゲストミュ一ジシャンに、ギタ一の青木隼人、パ一カッションのisao saitoを迎えます。
ぜひ、ご体験ください。

日時:2018年7月13日(金)open 19:00 start 19:30
会場:sonorium (東京都杉並区和泉3-53-16)
料金:3900円
出演:和合亮一(朗読)、haruka nakamura(ピアノ)
ゲストミュ一ジシャン:青木隼人(ギタ一)、isao saito(パ一カッション)
PA:田辺玄
メインビジュアル:ミロコマチコ
デザイン:横山雄
主催&企画:熊谷充紘(ignition gallery

【抽選販売受付は下記のLivePocketにて5/19(土)11時から開始 】
<オンラインチケットサ一ビスLivePocket>
https://t.livepocket.jp/e/jab9m
*申し込み多数の場合、早めに締め切ることがございます。ご了承ください。
*オンラインチケットサ一ビスのみの販売となります。
結果発表予定日:6月14日以降順次

*会場へのお問い合わせは禁止とさせて頂いております。オンラインチケットサ一ビスのwebフォ一ムからお問い合わせください。

*駐車場、駐輪場はありません。公共の交通機関でお越しください。

*チケットご購入後のお客様のご都合による変更・キャンセルはできません。

カフェnicolasの冊子『Nicome vol.3』のデザインをしました。
二個目にやりたかったものを表現したり、思い返したりする冊子です。

執筆陣は
小桧山聡子(山フ一ズ)
庄野雄治(14g/aalto coffee and the rooster 店主)
曽根由賀(nicolasソムリエ一ル)
石亀政宏(夜長茶廊 珈琲と音楽担当)
Ami(Prince Graves)
廣岡好和(マルショウ アリク)
扇谷一穂(声と絵)
熊谷充紘(編集者)
青羊(けもの)

表紙の絵は扇谷一穂さん。

http://www.nicolasnicolas.com/blog/?p=1677

山フ一ズ×nicolas『時の雨』のフライヤ一をデザインしました。
3人のレシピのメモが裏写りで情景のように透ける仕様です。
写真は三田村亮さん。
限定メニュ一・展示・イベント、そして山フ一ズさんがnicolasの厨房に入る日もあるそう。
又と無い、食×食の企画です。


山フ一ズ×nicolas「時の雨」
開催日程:2018年5月2日(水)〜5月31日(木)
場所:nicolas(世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル2F)
営業時間:16時〜24時
定休日:火曜日、第四水曜日
電話:03-6804-0425
イベント:2018年5月19日(土)「2011年5月のある一日を食べる」
山&ニコ:2018年5月12日(土)&31日(木)

企画:ignition gallery

sneeuw 18-19 A/W DMとカタログをデザインしました。
design(clo):雪浦聖子
design(cat):横山雄
photo:羽田誠
hair & make up:佐竹静香
model:チバユカ, 兒玉大智
(敬称略)
手作業多め、昔学校に残って皆で課題やるのを思い出して楽しかった。

http://www.sneeuw.jp

宣伝美術をデザインしました。柴田元幸さんの朗読会とト一クショ一。
『There is nothing.〜ないがある〜』 3.25 at 山形市 TONGARI BLDG.

ポ一ル・オ一スタ一、レベッカ・ブラウン、スティ一ヴン・ミルハウザ一など、現代アメリカ文学を数多く翻訳し、私たちに紹介してくれている翻訳家の柴田元幸さん。
今回、山形県では初めての朗読&トークを開催します。

There is nothing.と言った時に、なにもないのか、なにもない状態があるのでしょうか。
それを、なにもない状態があると捉えた時、世界は別の姿をみせてくれるかもしれません。
マ一ク・トウェイン『ハックルベリ一・フィンの冒けん』、ポ一ル・オ一スタ一『シティ・オヴ・グラス』、ポ一ル・ラファ一ジ『失踪者たちの画家』・・・
これらの作品の朗読&トークによって、不在の存在という豊かさを、共有できましたら。

日程:2018年3月25日(日)
開場:15時15分 開演:16時 終演:17時30分頃
参加費:2000円+1ドリンクオ一ダ一
会場:とんがりビル 1F KUGURU(山形県山形市七日町二丁目7番23号)

予約:下記メ一ルアドレスに必要事項を明記しメ一ルをお送りください。
ignition.gallery@gmail.com
件名「There is nothing.」

1.お名前(ふりがな)

2.当日のご連絡先

3.ご予約人数
*ご予約申し込みメ一ル受信後、数日以内に受付確認のメ一ルをお送り致します。
*メ一ル受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。
*当日無断キャンセルの方にはキャンセル料を頂戴しております。定員に達し次第、受付終了となります。

柴田元幸:
翻訳家、東京大学文学部名誉教授。東京都生まれ。ポ一ル・オ一スタ一、レベッカ・ブラウンなど、現代アメリカ文学を数多く翻訳。2010年、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』(新潮社)で日本翻訳文化賞を受賞。最近の翻訳に、レア一ド・ハント『ネバ一ホ一ム』(朝日新聞出版)、マ一ク・トウェイン『ハックルベリ一・フィンの冒けん』(研究社)など。文芸誌『MONKEY』責任編集。2017年、早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。

企画:熊谷充紘(ignition gallery
協力:株式会社マルア一ル
宣伝美術:横山雄

柴田元幸×haruka nakamura『Windeye』のCDデザインをしました。柴田さんの翻訳した『ウインドアイ』の朗読とnakamuraさんの演奏のライブ音源を収録。ササキエイコさんの絵をお借りしました。中の写真はTakeshi Yoshimuraさん。
蠢くような揺らぎから境界がぼけてゆくこと、変身や嵐が丘の読後感のような根拠の無い救いに向かっていくことをプロダクトに起こしています。小説『ウィンドアイ』から生まれたものなので、本のような体裁でもあります。

詳細はこちら(ignition gallery)