『外国人にアピ一ルするデザインのアイデア(PIE International)』に、ポポタムと一緒に制作した池袋目白の地図(ハングル版)が載っています。
思えばここから随分とイラストマップの縁が生まれました。今ではイラストマップは結構得意な分野になっており、いつも作るのが楽しいです。なんていうか、イラストマップは、愛嬌だと思う。
ごちゃごちゃして賑やかならいいかというとそうでもなく、絵を描くってことの楽しさがありありと出ている地図は、よい。
思い出深い地図の仕事です。
5/26、本屋B&Bにて、『たとえ、ずっと、平行だとしても』刊行記念ト一クイベントに登壇します。
ト一クなんてスケ一ルの人間ではないんでだけど……
先輩方から教わった大切なデザインのこと、時代感覚のことを、この装丁を軸に話し合う時間になれば。
話でお金をもらうなんて、芸があるわけでもないし、1500円って言ったらこの本の値段と同じだ。参った。同等の価値が産めるのか。
少しでも何か持ち帰っていただけるような、具体的な話が出来ればいいな。
◉空き時間には版元のde.te.ri.o.ra.tionの橋本竜樹さんによるDJもお楽しみいただけます。
http://bookandbeer.com/event/20190526_a/?fbclid=IwAR0yeOWBYlMJHjJYqIZukJHn5hdpMtJxfW9ecbXEyO-jpSwEvL4yuCLjTgk
代々木八幡のNEWPORTにて絵を展示していただきます。
「JAZZ」「FOLK」に続くドロ一イングシリ一ズ。
即興的な線描と愛しいモチ一フの掛け合うさまを「CORAZÓN」と名付けました。
4.25(木)– 5.21(火)
11:30–23:00(月火木), 24:00(金土), 19:00(日)
休み=毎週水曜日, 5/2(木), 16(木)
NEWPORTは野菜料理とビオワインと良い音楽のレストランです。
渋谷区富ヶ谷1-6-8 モリ一ビル1F
03-5738-5564|nwpt.jp
庄野雄治さんの小説短編集『たとえ、ずっと、平行だとしても』のブックデザインをしました。
きれいな本ができた。
取次や委託、広告という制約に縛られない流通を押し通してくれた著者のaalto coffeeの庄野さん、音楽レ一ベルの中に文庫部門を作ってくれた竜樹さん。
そんな方々のおかげでカバ一から解放されたありのままのデザインが実現した。
校閲の牟田さんにもいろんなことを教えていただいた。
勤めていた頃はあまりブックデザインの仕事は無かったものの、だんだんと印刷所の方と密接に関わりながら本を作れるような環境ができてきて、柴田元幸さんのCDの翻訳ブックレットなどで小説の組版のことを勉強する機会をいただいたり、今ではずいぶんとブックデザインに関わるようになった。
イラストレ一タ一として装画を画稿する際に、デザイナ一の方に多くの話を聞けたのも、有り難い経験でした。
良くも悪くも、受注仕事は自分が受けれる仕事の数が決まってくる。限られた時間の中で、自分が誰のために手を動かしたいのか、どんな態度で物が作りたいのか、物質として表現できた仕事になったような気がする。
外側と内側が相思相愛で同じグリッドで共有されている全貌や、フォントのにじみ、掠れ、退色や日焼けの許容、文字の置き方。
一つ一つのことが、装丁のディティ一ルにありありと表れているものになったのではないだろうか。
こうやって日々を過ごせていけることに、感謝するばかり。
まだまだ学ぶことはたくさん。
かわいくていろんなところに置いて写真を撮ってしまう。
しばらく時間が経ってしまいましたが、ポポタムでの個展「弱く輝く人たち」が終了しました。
様々なご予定がある中で、わざわざご足労いただきましてありがとうございました。
実は今回、我ながら何時になく作品に自信があって、堂々と均等に一列に並べた展示方法をとった。
うまい空間づくりを考えて場をごまかしていた自分にとって、絵と絵の間隔もしっかり空けて展示をするなんて初めてのことだった。
共に頑張ってきた人たちはみんな忙しくなっていて、四年前に展示した時とは全然違う方々に見てもらったり、作品を購入していただくこととなった本展。
知り合いばかりに見てもらう会ではないので、こういうステ一ジへ向かうために頑張っていたとはいえ、少し寂しい余韻が残る。
深い意義ばかり考えて(綴じる意味とは!? のような。)、しばらく本を作ることを避けていたけれど、各々がそのタイミングで作品と向き合える本を、今なら作りたいなと素直に思えるようにもなった。
各々の大切な時間をお借りすることは、この先どんどん難しくなるかもしれない。ましてやこの期間のこの時間にこの場所に来てくださいっていうのは、嬉しいけど、申し訳ない気持ちにもなるのであった。
今のところ決まっている展示はあと二回。それが終わったらしばらくは別の発表方法を考えよう。
あと二回だと思うと、やりたいことはいっぱい出てくる。次はどうしようかな。
DMが刷り上がりました。端を一枚一枚破っていて、積むと本みたいになった。
『広がるフライヤ一(BNN新社)』に『NASSIM』と『時の雨』のデザインを掲載していただきました。100点のフライヤ一をポイントで解説していく充実した本です。
勉強のクラスが上がって平均点が取れなくなったような気分になり、気が遠くなった。
http://www.bnn.co.jp/books/9682/
会 場:ブックギャラリ一ポポタム
会 期:2019年2月15日(金)~24日(日)
時 間:平日 1:00 p.m. - 8:00 p.m.
土日祝 1:00 p.m. - 7:00 p.m.
休廊日:水・木
入場料:無料
※初日に簡単なオ一プニングパ一ティ一を開きます(6:00~8:00 p.m.)
「画面として強い」「絵として強い」など「強い」ものたちに魅かれてしまう一方で、「弱い」ものからもまた、目を外らすことが出来ません。息を潜めて静かに佇んでいるものを探し当ててしまいます。イラストレ一ションにおける「強い」グラフィックである人物というモチ一フを、決定した清書の線ではない無数の下書きの線によって「弱い」ものとして描いたとき、人を描くことのひとつの本質を捉えたような感触がありました。このたび、4年前に初の個展を行ったブックギャラリ一ポポタムにて「弱く輝く人たち」と称した新作展を開催いたします。
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3年前のヘイデンブックス以来のPagesの絵柄で新作を描きました。改めて人物というモチ一フに向き合って角版の作品を展示します。
金土日は在廊予定です。
『イラストレ一ション No. 221 』内、デザイナ一が選ぶ装丁2018に『焰』が掲載されています。藤田知子さんが選んでくださいました。
ずっとかまけていたwebサイトをリニュ一アルしました。
最新の実績は追いやすかったものの、ア一カイブを辿るのが大変で思い切ってサムネイルで一望できるようにしました。
そうなってくるとこちらのNEWSをどう使ったものか悩ましい。
最近では時代の流れも変わり、SNSはマスメディア化が進みア一カイブ性、公共性の強い履歴書的なメディアに変化しています。
昔からインタ一ネットを親しんでいる私にとっては、まさかこんな時が来るとは夢にも思っていなかったのですが。
私が投稿する文章も最小限になってきたので、周りでも少しずつ広まりつつある「遅いインタ一ネット」のような、まとまった文章や時間の蓄積のためにもここを利用したい。
自発的にアクセスしてくれた人へ日々コツコツと時間を溜めたものが届いたりしたら、タイムカプセルみたいで懐かしい気持ちになりますね。思えば好きだった雑誌は、あれもこれも私信みたいなものを責任を持って出費して刷っていたものばかりだった。
情報が速く不確かなときだからこそ、長い長い時間の蓄積には揺るがないものを感じます。
もう少し絵を描きたくて、新作展も今年はたくさんやろうと思っています。
まずはひとつ、間も無くお知らせがありますのでお楽しみに。
東京駅八重洲一番街のディスプレイのために絵を描きました。
ウィンタ一イルミネ一ションは2月ごろまで続くようです。
柄のみの仕事が出来るのはとても有難く、自分の絵の可能性をもっと伸ばしてあげたい。
映画監督の太田信吾さんの旗揚げ公演『幽霊が乗るタクシ一』の宣伝美術を作りました。
出演者の方々の宣材写真を合成したビジュアルや文字の版ズレによって、境界線の揺らぎを表しています。
ANA Travel & Life に12星座の絵を描きました。
リニュ一アルに合わせてしばらく使ってくださいます。
世界に想いを馳せるよう、いろんな国からモチ一フを集めていました。考えるのが楽しかった。
https://www.ana.co.jp/travelandlife/fortune/2019_01/
ハンドメイドのレザ一ブランドentoanの、ほぼ日での展示 11/29-12/3「entoan南青山工房。」at TOBICHI2。
デザインと絵でお手伝いをしています。
絵は靴が出来るまでを描き、会場で展示されます。カタログはそれぞれ開き方の違うものを3種作りました。
2014年くらいに(もはや覚えていない……)webサイトを制作した以来、4年ぶりくらいに連絡をくださって、今回一式制作を受けることに。そうやって思い出していただけるのは有難いことです。
シンガ一ソングライタ一の中村佳穂さんのアルバム「AINOU」の制作日誌のデザイン、ステッカ一の制作をしました。
AINOU日誌はライブ会場でCDを購入の方にプレゼントされるようです。
AINOU日誌のみ購入の方にはステッカ一が付きます。
日誌は画質の違う写真のト一ンを揃えるため、ピンクマスタ一で印刷しました。粗い線数がかわいいね。
巻末のライブ写真だけ、コムラマイさんに写真をお借りしました。
ステッカ一はアルバムで象徴的な黄金の稲穂をイメ一ジして、力強い絵を描きました。
歌詞の通り、どこまでも飛んでゆく渡り鳥のようなアルバムです。
ookamigoccoさんの個展のDM(シ一ル)をデザインしました。
メインに展示されるぬいぐるみのロストちゃんのステッカ一、裏には情報が入っています。
ドイツのぬいぐるみの感じが出るよう、文字はBerlin Sans、Universなどで組みました。
余談ですが、ookamigoccoさんがBeastie Boys好きという点も加味してステッカ一案を採用しています。
漫画家/イラストレ一タ一の石山さやかさんの大阪個展のDMをデザインしました。
とっても良いタイトル! なのでそれを型抜きやスペ一シングのバラツキ、レイアウトなどで視覚化しています。
裏面に団地で暮らす人たちの情景を追加で描いてもらい(すみません……)、裏面のアウトロ感、余韻を作っています。
Festival/Tokyo18 森栄喜さんの公演で配布する詩のテキストをデザインしました。
表絵は衣装担当のwrittenafterwards、山縣良和さんです。
「A Poet: We See a Rainbow」という公演名に因んで、全体のト一ンは揃えつつ細かい解像度で虹色を入れています。
ノイズの中で朗読する、実験的なポエトリ一リ一ディング。
イラストレ一タ一・イケガミヨリユキさんの作品集をデザインしました。
イケガミさんの絵の懐かしさと新しさを造本など細部に反映し、美しい色彩が綺麗に流れるようにペ一ジネイションを考えています。
すでにご自身が自作されている3つのZINEを中心に再編集した新装版を作ろうとポポタムの大林さんにお話をいただいて、くっつけて綺麗にまとめましたではなく、これが本になり綴じられるということはどういうことだろう、と2人で考えてこの本ができました。限られた条件の中で良い形になるよう、編集をした本になったと思います。
初回特典でポストカ一ドがつきます。キャストコ一ト紙に部分マットニスを敷いて、鉱石部分が反射するように作りました。
https://popotame.com/items/5bae09af50bbc333ab00087c
ポポコミ増刊号 『誰が夢』メンバ一での展示に参加します。
DMデザインもしてます。表絵はmississippiさん。
夢、それはドリ一ム…
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【誰が夢展】
10/6土-14日 / 京都・トランスポップギャラリ一
網代幸介
いづのかじ
カヤヒロヤ
サヌキナオヤ
タダジュン
ネルノダイスキ
mississippi
山口洋佑
横山雄
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http://www.trancepop.jp