しゃあないなあ

近頃あたらしい持病が増えて、歳をとっていることをつい実感してしまう。
貯金を削って絵を描いていると、「物を作ることは、業が深いことだ」とあらためて思い出す。昔高円寺の円盤でミュ一ジシャンがMCで言っていた言葉だ。ぐるぐる考えても考えても、最後にはとにかく絵を描くしかないなんて結論にしかならない。ものを作ることはすごい苦しいことみたいな気がしてくるが、何かが分かったり、うまくできると気持ちがいい。なんでもそうかもしれない。うまくいかない時は苦しいし、うまくいくと嬉しい。原画を最近は四切サイズで描いていて、それに伴って紙や筆先を新しくしたら思うように体が動いて、良い絵が描けた。
今日はいい日だった。今日はちょっと落ち込んだ。どちらかだけはないのだろう。校閲の牟田さんが「キャリアを積んだから見落としや間違いが無くなる訳ではない」というようなことを言っていた。うまくいったり、駄目だったりする。自分も他人も、それを繰り返している。自分や他人にがっかりすることもあるけれど、やっぱり「そういうこともある」って思わないと、自分や他人を最高だって思う日だって来ないと思うので、やれやれ、しゃあないなあって言って、毎日を過ごそう。とりあえずパスタを茹でかねないが、前向きに諦めて、やっぱり貯金を削っては、よっこらしょと言いながら絵を描いてしまうのだった。
ほんとうに、なかなか良い絵が描けた。